社労士資格取得のメリットデメリット、宣伝無しで本音を語る

社会保険労務士になる利点とは

こんにちは!社会保険労務士のオザワです。

私は社会保険労務士の試験に2012年に合格し、2017年に社労士会に登録して資格を取得しました。

そんな社労士の資格を目指していた時によく調べていたのが、この資格を取ることのメリットってなんだろう?ということです。

社労士オザワ
そんな中で特に社労士予備校や教材のサイトでは、社労士ってこんなに素敵♪な正の部分しか強調しないので

この記事では1個人が思う感想でしかありませんが

実際社労士に合格してみてわかったこの資格を取得する事のメリットと、他ではあまり語られることのないデメリットも合わせて紹介したいと思います。

 

社労士資格取得のメリット

それではまず始めに、社会保険労務士の資格取得のメリットとは何でしょうか?ここからは順番で説明していきます。

 

難関国家資格の中でも取り組みやすい

自分のスキルアップのために難しいと言われる国家資格にチャレンジしたい!そんな方には勉強しやすい資格が社会保険労務士です。

その理由は、試験科目が労働基準法や労災、年金といった自分たちに身近な内容であることと、試験内容がマークシートのみであることが挙げられます。

もちろん試験自体の合格率は毎年1桁と難しいですが、司法書士や行政書士といった他の難関資格は選択肢の問題以外にも記述式も出題形式に含まれていて勉強するのが大変です。

社労士オザワ
私は司法書士と行政書士もチャレンジしましたが、記述式が面倒で断念しました。マークシートのみの試験って最高!

 

資格取得の知識が仕事に生かせ、転職にも有利

これは管理職や人事や総務、経理の仕事をしている方のみが当たりますが、社会保険労務士の試験に合格することで労基法などの労働法や

労災や雇用保険などの労働保険、健康保険や年金などの社会保険の基礎的な知識をマスター出来るので、その知識を会社で生かすことが出来ます。

具体的には、管理職や人事の方は労働法を学ぶことでコンプライアンスに即した働く人に優しい労務管理が出来るようになるということ

また総務、経理の方は労働保険や社会保険又は給与計算において、法律に基づいた正確な処理が出来るようになります。

そして転職する際には、社労士資格取得者歓迎!な求人に応募できるので転職の幅が広がります。

 

ブラック企業に騙されない知識が身につく

自分自身は社労士試験を勉強する前は、休憩って何時間取れるの?忙しい時は無くてもいいでしょ!なんて平気で思っていました。

そんな労働法について知識がないと、自分が働いている会社がブラックかホワイトか、また転職の際に企業を見る目が無くいい会社を選ぶことが出来ません。

社労士オザワ
ブラック企業に勤めることは悲劇でしかないので、そんな会社に引っかからないためにも、社労士の知識は自分を守る武器になると思います。

 

気軽に独立開業できる

社労士の独立開業は、他の事業で起業する場合と異なり費用負担が少ないです。

たとえば飲食店を開業するなら、店舗の家賃から従業員の人件費や食材の仕入れ費用、個人で頑張ろうと思ったらそれなりの費用が必要になります。

しかし社労士は登録費用と、都道府県会への年会費がかかるだけで事務所は自宅でもいいですし(自宅事務所は信頼性の点で問題はあるが)

他用意する物はパソコンやコピー機、社労士用のハンコくらいで少ないお金で独立開業が出来ます。

社労士登録の費用について知りたい方は参考になるHPを紹介しておきます。ちなみに都道府県ごとに費用は異なるので東京以外の方は所属予定の会のものをご覧ください。

東京都社会保険労務士会、登録・入会について

 

社労士資格取得のデメリット

そして次は社労士資格取得のデメリットです。この内容はメリットで挙げたものと対応しているので、メリットもあればデメリットもあるんだよという理解で結構です。

 

取り組みやすいけど受かりにくい資格

社労士試験はその科目が身近で内容もマークシートだし勉強するだけなら取り組みやすいのですが、試験自体の難易度はとても高いです。

どれだけ高いかというと合格率はこんな感じ

平成29年 6.8%

平成28年 4.4%

平成27年 2.6%

参考HP厚生労働省、第49回社会保険労務士試験の合格者発表

 

この難易度の高さは、試験内容のボリュームの多さや問題の難しさが影響しているんですが、個人的には参考書に書かれている

重要な部分を理解して暗記すれば解答できるようになると思います。

 

ただこの試験の鬼門はボリュームの多さや問題の難しさではなく、例年参考書には載っていない初見の問題が出題されることです。

そしてこの社労士試験は各教科ごとの出題になっているのですが、その教科ごとに足きり点が定められていてそれを下回ると不合格になります。

合格する実力はあるのに、この初見の難問に泣かされて何度も落ちてしまう受験生の話は検索すればすぐ見つかると思います。

ちなみに、この初見の難問については予備校などでもブログ記事やその対策方法を講座で行っているので興味がある方は参考にしてください。

参考になるHP

社会保険労務士|選択式試験難問対策|資格の学校TAC[タック]

資格の大原社労士ブログ、【選択式対策】空欄の前後の語句をチェックせよ!【実践編】

社労士オザワ
ちなみに私が受験した年は社労士の実務的な難問が出題されたのですが、たまたま前見た雑誌に書いてあった内容だったので、奇跡的に合格しました。

 

資格の知識が仕事や転職で生かせるのは一部の人間だけ

これ前の章で挙げたことの反対なんですが、社労士の知識や資格は管理者や特に人事、総務、経理の仕事では生かせるものなんですが

それ以外の人にとっては今の仕事と関係ない場合は難しい試験に合格しても、たとえば私の例で言うと、合格時は接客業だったため会社で生かすことは出来ませんでした。

じゃあこの資格を持って転職だ!と考えても、求人こそは多いけどそのほとんどは実務経験者優遇なんて書いてあって転職も難しそうです。

中でも社労士事務所の求人は未経験でも大丈夫な求人が少しありましたが、大手の人事・総務・経理は経験者優遇ばかりでした。

社労士オザワ
それでも、自分の今の仕事と関係ない場合でも、会社に社労士資格を取得したことを伝えれば異動のチャンスはあるかもしれません

私は社労士?何それ?で一蹴されました(笑)

 

独立開業は苦労する

メリットの所では社労士として独立して開業することは費用負担が少なくて簡単だ!と書きましたが、それは費用の事だけです。

開業にあたっては次の2つの難問が待ち受けているのでめちゃくちゃ苦労します。

 

  • 社労士試験の内容は実務の基礎的なことしか学べないので、合格後実務の勉強をしなければならない

これ実務経験がある方はいいんですけど、そんな人は少数だと思います。ほとんどの方は社労士事務所で修業をつんでから開業するか

一人で実務の勉強をして、顧客の要望に応えられるまでの実力を付けなければなりません。

労働社会保険の手続きの仕方から、給与計算の方法、年金相談などなど、試験に合格するよりもこっちの方がよっぽど難しいです。

 

  • 顧客をどうやって集めるか

社労士になってHPを作成すれば、無条件に仕事が舞い込むことはなく実際は営業活動が必要になります。

これは実務経験が豊富でも、未経験でも変わりません。社労士で開業する方は起業することは初めてな方が多いと思いますので

この顧客を集める方法を具体的にイメージできないと、開業は失敗に終わる可能性が高いです。

社労士オザワ
あんたはどうなんだ!と言われそうなので書きますが、自分も集客で苦しい思いをしていて

そのためにワードプレスでブログを立ち上げて毎日更新作業をして多くの人に見られるブログ作りを頑張っています。

 

まとめ

この記事では社労士資格を取得する事のメリットとデメリットを書きましたが如何だったでしょうか?

これから社労士を目指す人には少し嫌なデメリットの話をしましたが、これから社労士になろうと思っている方には必須の情報だと思います。

 

ただ、今の企業の風向きはコンプライアンスを重視して労働者が働きやすい環境を作ろうという方向に移りつつあります。

そんな中で、労働法を扱う社労士の需要は今後高まることはあっても減ることはないので、デメリットは多数あるけど有望な資格です。

そしてたとえ実務が未経験だとしても自分が今まで会社で経験したその業界にいた人しかわからない事と社労士の視点を組み合わせることで

独立開業については、経験者や他社に負けないオンリーワンな社労士になれる可能性があるので、デメリットをメリットに変えることも出来ると思います。

 

それでは、以上で終わります。