社労士事務所を廃業した話

2019年の秋1年半開業していた社会保険労務士事務所を廃業し、非開業登録に変更しました。この記事は、そんな社会保険労務士事務所の開業に失敗した体験談です。

社会保険労務士事務所を開業する前は【社労士 廃業】とか【社労士 開業 失敗】なんてワードでよく検索していましたが

あれから3年の月日が経って今自分がその記事を書いているとはなんだか感慨深いです。

社労士ゆち
またこの体験談は、社労士に絶望して廃業しました。というような趣旨ではないので予めご了承ください。

そもそも自分は社労士に関しては失敗してしまいましたが、成功されている方も多数いるので・・・

それでは以下簡単に、開業を目指した理由・開業中の話・廃業に至ったわけ・最後反省点以上の4点に分けてまとめて書いていきたいと思います。

社労士事務所を開業したきっかけ

私は2012年に社労士試験に合格していましたが、仕事が忙しく事務指定講習を受けるだけの休みが取れなかったので数年は受かっただけで放置していました。

しかし、その後まとまった休みが取れることになったので、2016年の夏に事務指定講習を受講

事務指定講習まで受けたんだから、どうせなら社労士として生きていきたい、と考えて翌年に開業することを決意

それにそれまでは年収も低くて生活も苦しかったので、社労士として成功して沢山稼いでやる!なんて甘い考えもありました。

開業までに行った準備としては、開業資金として200万円を用意、また社労士開業関連の本を読み漁りました。

そして2017年の春に田舎から上京、家兼事務所は幸いなことに知り合いの所に居候させてもらうことが出来たのであまり費用はかかりませんでした。

社労士ゆち
この時までは夢にまでみた社労士事務所を開業するということで、開業に向けての準備など毎日が楽しい日々でした。

過去に戻れるならあの時からやり直したい!

社労士事務所を開業

上京してから2ヶ月は、開業に当たって自分が提供できる業務を整理するために、社労士の実務に関連した参考書を購入しひたすら勉強

その他にも労務関連のセミナーに時間が許す限り参加

そして2ヶ月後社労士会に登録し晴れて開業の社会保険労務士になりました。

ただ自分は社労士業務が未経験で実務に不安があったので他に仕事をしながら初年度は自己学習と社労士会で行っている各実務の年次研修を受講

また集客方法の構築を中心に活動していました。

社労士ゆち
というか、そもそも実務経験が無いのに焦って最初から開業の登録をする必要はありませんでした。

非開業登録だと年会費はもっと安いし、愚かだった・・

そして1年間自己学習や研修を受けて、労働社会保険の手続きや就業規則の見直しなど実務の知識は身に付きましたが

それを実際に会社から業務として引き受ける事への不安は消えませんでした。

そんな意味があるようで意味の無い1年間を過ごした後、2年目からは自己学習と集客も兼ねてワードプレスでブログを始めることにしました。

廃業し非開業登録にした理由

これはもう自分に実力と決意が足りなかっただけなんですが、「もうこんな自己学習をしているだけじゃダメだ」と考えながらも

次第にただ勉強して研修を受けるだけ、という楽な状況に浸かりきっていました。

そこで先程の章でも書きましたが、何かこの状況を変えなくては!と思い独自ドメインを取得してワードプレスで社労士に関連したブログをスタート

このブログなんですが、社労士以外のことも書いてるし文章力も無いしで立派なものとは言えませんが

今まで勢いだけで開業し不安を抱えたまま何もしないままでいた自分にとっては、社労士についての知識を記事にまとめて検索に載せて

その記事が不特定多数の人に見て貰えることが結構嬉しかったりしました。

 

そして単純に言えば開業に失敗したということになると思うんですが、このままの状況で開業しているよりは

その他・非開業登録なら年会費も安いし、業務は出来ないけど社労士という名称を名乗ることが出来る登録形態なので

普通に仕事をしながら、ブログのみで社労士を名乗って活動しよう、と決意し2018年の秋に開業から非開業登録に変更しました。

社労士ゆち
もうこれお恥ずかしい話ですが、完全に仕事から趣味としての社労士への変更です・・

廃業して思うこと

試験に合格する前開業する前は、試験にさえ合格すれば、開業して専門的な知識を身に付ければ仕事は付いてくるものだと勝手に思っていました。

そして未経験でも自分なら大丈夫だという根拠のない自信もありました。

こんな甘い考えで、綿密な計画も立てずに開業してしまった自分はとても愚かだったと思います。

そんな結果、未経験で実務に自信が無いまま自己学習や研修だけで満足するどうしようもないようなただ開業の登録をして満足するだけの生活に陥ってしまったんだと思います。

たられば論になってしまいますが、試験に合格した当時は20代後半、あの時きちっと開業までの計画を立てて

合格予定者として社労士事務所なりに就職していれば、それなりの実務の修行を積むことが出来て未来は違っていたかもしれません。

また、勢いだけで開業せずに、何年もかけて考えに考えて開業していれば・・

社労士ゆち
まあ後悔しても、もう取り返しがつかないんですけどね

ただ、この開業に失敗したことを通して今まで知らなかったワードプレスを用いて、ブログを使って自分を表現していく手段があることを知れたことは

とても有益で人生の幅が広がった気がします。

廃業して失ったもの

ここでおまけとして私が社労士事務所を廃業して失ったものを簡単にまとめてみました。

社労士ゆち
開業に失敗したらこれだけ損をするんだよーなんてことで参考にしてください。

①お金

社労士資格の登録費用 

登録免許税    30,000円
登録手数料    30,000円

入会金(開業)   50,000円

年会費1年6カ月 144,000円

研修や備品、書籍購入、生活費用

        2,000,000円

合計225万4000円

このお金を貯金しておけば今もっと余裕を持って暮らせたかもしれない・・・

②時間

社労士になるために前職を辞めてから開業、それから廃業するまでの期間

32歳から34歳までの約2年

この期間アルバイトのみで形だけ開業をしてたんだからホント時間の無駄というか人生の無駄というか・・

③普通に働いていたら貰っていたであろう給料

2年間の内

バイトの給料 18万×1年6カ月

前職の給料  25万×2年

ボーナス1年 100万×2年

前職の給料から開業中のバイトの給料を引くと社労士を開業していないで普通に働いていたら2年で412万円余計に稼げてたことになりますね

なんか自分で書いてて凄い悲しくなりました(笑)

まとめ

今回は廃業という少し暗い話でしたが、失敗した理由のほとんどは自分の準備不足と経験不足、決意が足りなかったことだと思います。

今後はその他登録という社労士業務が出来ない立場ですが、労務関連の法律を中心に情報発信をしていければと思います。

それでは以上で終わります。