退職理由の本音は、会社がお金を払ってでも聞くべき!

皆さんの会社では、従業員の方が退職する際その理由って聞いていますか?

そんな当たり前のこと聞いてるに決まってるだろ!という答えが返ってきそうですが、それではこの質問を少し変えるとどうでしょうか。

従業員が退職する際その理由の本音まで聞いていますか?

実際これ経営者や管理職の方も、その従業員とかなり良好な関係を築いていないと本音を聞くのは難しく、ほとんどの会社では把握はしていないのではないかと思います。

でもこの退職理由の本音は、辞める従業員にお金を払ってでも聞きたい大切な情報です!

社労士オザワ
そこで今回は、そんな退職理由の本音を知ることが会社になぜ大切なのか?という理由と

実際の企業の実例を見ながら(体験談になりますが)その効果を見ていきたいと思います。

 

従業員が仕事を辞める本当の理由を言わないのはなぜ?

では始めに、どうして従業員は会社を辞める際に本当の退職理由を言わないのでしょうか?

これは皆さんおわかりかと思いますが、円満退職がしたいからです。

それに退職を決意した際、今はネットで退職の仕方を検索する方が多いと思います。実際自分も初めて仕事を辞めた時はネットで情報収集をしました。

そのネットで退職理由と検索すると上位には有名企業の転職エージェントが複数出てきており記事の中身は、退職には建前が大事!円満退職のためには退職理由に会社の不平不満は言わないこと、と書かかれていたり

また円満退職のための、引き止められない真っ当な退職理由のテンプレートなんかも用意されていることが多いです。

簡単に言うと退職する時は、会社への不満を言わないのが日本社会の常識なんですね。

社労士オザワ
でもこれ従業員にとっては、もう辞めたい会社を波風立たせずに辞められるからいいかもしれませんが

会社にとってはこれは本当にいいことなのでしょうか?

 

国の統計調査から辞めた理由を知る

ではこの本音で語られることの少ない退職理由って、実際はどんな理由が多いのでしょうか?これは厚生労働省が年に2回行っている雇用動向調査を見るとよくわかります。

平成29年上半期雇用動向調査結果の概要

転職・入職者が前職を辞めた理由

1位 その他の理由(25.8%)

2位 定年・契約期間の満了(16.5%)

3位 労働条件・休日などの労働条件が悪かった(12.8%)

4位 会社の将来が不安だった(10.6%)

5位 給料など収入が少なかった(9.1%)

6位 職場の人間関係が好ましくなかった(6.1%)

7位 仕事内容に興味が持てなかった(5.6%)

8位 能力・個性・資格を生かせなかった(5.1%)

以下は省略

出典:厚生労働省、平成29年上半期雇用動向調査結果の概要

注目してもらいたいのは、3位から8位までの項目です。

ほとんどが、会社への不満や職場環境で占められているのがわかると思います。(退職理由の約50%)でも先ほど書いたように円満に退職するためにはこんなこと言わないのが普通ですよね。

そのため実際の退職理由はこの本音とかけ離れたものになります。

 

退職理由の本音を聞くべきわけとその効果

それではここまで、退職理由は本音で語られることは少ない、またその本音は職場や会社の問題に起因することが多いという事を見てきました。

では、この退職理由の本音を聞くべき理由とはなんでしょうか?

その理由とは、退職の本音を聞くことで職場の労働環境や会社の問題を解決するためのヒントが得られるということです。

そしてそのヒントを元に対策と改善を行うことで新たな離職者を防ぐことができ、離職者の少ない働きやすい会社を作ることが出来ます。

実際私の以前勤めていた会社では、離職率がとても高い業界だったので退職の時にその本当の理由が聞けるように配慮していました。

そんな中で、数か月のうちに複数名が退職することがありました。表向きの退職理由は違う仕事に興味を持ったとか、孫の世話をしなきゃならなくなった。

とかありきたりな理由でしたが、実際にその複数名の退職理由の本音を聞くと1人の上司がパワハラに近いことをしているということが判明しました。

この事例では対処が少し遅かったかなと思いますが、その後会社はその上司に指導と降格を行いそれ以上のパワハラの発生を防いでいました。

 

本音を聞き出す方法

それでは、この本音を聞く方法はどんなものがあるのでしょうか?

普通に考えると、仕事を辞める人が第一に考えるのは円満退職です。出来るだけ会社への不満を表に出して会社と揉めたり、なら改善するから!と言われて

引き止められるのは避けたいと思っているかもしれません。

先に挙げた私の体験談では離職日に経営者から直接、職場を良くしたいからと言って面談し本音を聞き出すようにしていました。

この他にも同じ離職者の多い業界に勤めていた私の知人は、最終日に社長に提出してくださいというアンケートがあってその中に職場への不満を記載する事項があり

そしてこのアンケートを出すと景品(図書カード)が貰える仕組みになっていたそうです。

社長が嫌だ!という場合はこれらの方法は使えないし本音は聞き出せないと思いますが、会社の工夫次第で退職者の本音を聞き出して

職場環境や問題を解決するヒントを得る取り組みは簡単に出来ると思います。

 

まとめ

今回は退職理由の本音を聞き出す必要性についてまとめてみましたが、いかがだったでしょうか?

離職者が多くて困っているとか、離職者を減らして会社の労働環境を少しでも良くして働きやすい会社を作りたい!という経営者や管理職の方はよかったら参考にしてみてください。

社労士オザワ
最後に、従業員が辞めないような環境を日ごろから作っていくことが大事だと思いますが

もしそれでも退職者が出てしまった時は、会社を良くしたいからという思いから出た方法ならきっと従業員は本音でその理由を語ってくれると思います。

以上で終わります。

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