弁護士による退職代行を使ってみた体験談、流れから会社の反応まで

退職代行って実際どうなんだろう?もし使ったらどんな流れで、本当に会社を辞めることが出来るのだろうか?

退職に際して強い引き止めにあったり、会社がブラック企業で労働基準法を全く守らない、なんて会社に勤めている人は

自分を介さない、業者に依頼するだけで退職を代行する退職代行についてとても興味がある人が多いと思います。

そこで今回はそんな退職代行について

いつも私が会社の労働環境について相談を受けていた友人が弁護士の行っている退職代行を使用して会社を退職したので

退職代行を使用してみたリアルなレポートと、その時の状況や会社からの反応、そして代行を使用する際の注意点を体験談としてまとめてみました。

社労士ゆち
ネットで調べても退職代行を使った詳細については情報が少ないので

もし参考にしたい方のお役に立てたら幸いです。

*注意*

この記事の内容は退職代行万歳!みんな使おうぜ!的な内容ではなく、単に使用した方の体験談のみとなっていますのでご了承ください。

退職代行を使うに至った経緯

まず退職代行を使うに至った経緯からお話しすると

私の友人は介護関係の仕事に就いていたんですが、昨今の人手不足で休日に出勤する日数がとても多くなってきており

多い月には4回の通常業務での休日出勤に加えて、研修や会議も休日に組み込まれており完全に休める日にちが3日しかない時もあったこと

そして出勤しても人がいないので休憩もままならない、また事務的な業務は通常業務が終わってからしか取り組むことが出来ずに

残業に次ぐ残業で疲弊してしまい、精神的に限界にきていたとのことでした。

 

ただそれなら普通に退職を願い出ればいいじゃないか?と思われるかもしませんが、その事業所では人手不足が深刻化しており

退職を申し出ても強い引き止めに合うことが明白で、その気力すらも残っていない状況だったそうです。

社労士ゆち
介護の仕事は求人が有り余って選び放題という現状で

今よりもいい会社は沢山あるのに、どうして自分はこの会社で働いているのだろうと思うと辞める以外の選択肢は考えられなかったとも言っていました。

弁護士による退職代行を使用した流れ

夜勤を終えて当日の16時まで、約24時間ぶっ通しで働いた後次の日も勤務

疲れ切った彼は次の日の朝に退職代行を使用する決意をして、弁護士事務所が行っている退職代行に今日退職が出来るか電話をしました。

ちなみに退職代行については、弁護士が行っているものと弁護士以外の会社が行っているものがありますが

弁護士なら有給休暇取得の交渉も出来ることと、料金は別になると思うのですがもしも損害賠償を請求された時の対応や未払い賃金の請求が可能

そしてなにより、退職代行という未知のサービスを利用するに当たって弁護士という信頼できる国家資格保有者に頼りたかったとのことでした。

電話をすると、受付の方が出てまず

①事務所HPにあるラインを友達登録し退職に当たっての情報を書いて送るように言われました。

その内容は以下の通り

  • 名前
  • 年齢
  • 電話番号
  • 会社名
  • 勤務地
  • 雇用形態
  • 勤続年数
  • 入社日
  • 勤務サイクル
  • 退職理由
  • 退職希望日
  • 会社電話番号
  • FAX
  • 有給日数
  • 健康保険の種類
  • 賃金の締日と支払日
  • 人事担当者の名前

そして上記の内容を送ると数分してから受付の方からラインで返信が来て、1時間後に担当になる弁護士から電話でヒアリングを受けることになりました。

②弁護士と電話で話す

当日出勤なのに退職したいということで、弁護士からそんな無責任な!と怒られるかもしれないと緊張していたそうですが

弁護士の対応は非常に優しく、退職日と弁護士が会社に電話をする時間の確認、そして会社の備品や保険証をどうするのか(持っていたので彼自身が郵送することに)

そして退職代行を行うに当たって、委任状などの書類とお金の振り込みが必要なのでその説明を受けました。

③委任状、委任契約書、身分証に記入し、お金を振り込む(54,000円)

自分の家はコピー機なんてないよ、なんて思っていましたが、今は便利な世の中でコンビニのマルチコピー機に

ラインで送られてきた番号を入力するだけで、必要な契約書を簡単に印刷出来ました。

そして委任状と委任契約書に必要事項を記入しハンコを押す。また身分証は顔写真付きのものをとのことだったので免許証を使用

最後にお金の振り込みを行い、委任状と委任契約書、免許証と振り込みの明細を写真で送り返事を待つことになりました。

④退職代行が実施される

そしてその15分後位に弁護士からラインで、退職代行が完了しましたとの連絡が入りめでたく代行が成功しました。

その時退職したいことはもちろん、有給休暇取得の交渉や、委任を受けているので今後は本人に一切連絡はしないように申し伝え

会社側は特に反対せずに、わかりましたと言ってあっさり終わったそうです。

社労士ゆち
もしかしたら他にも代行を使っての退職が多くあり

人事側も慣れていたのかもしれません。

それか、彼から話を聞いていると労基法違反をしているようなことがその会社では多々あったので、面倒なことにならないようにすぐ了承したのかも?

退職代行を使用したその後

まず友人が弁護士に退職代行をお願いし電話をしてもらってから一切彼に会社から電話は来なかったそうです。

それから1週間くらいはもしかしたら家にくるんじゃないか?なんて怯えていましたが、それもありませんでした。

また会社の備品に関しては、代行に電話をしたその日に会社に郵送し

逆に会社からは、退職願いの紙が数日後に送られてきて、弁護士と有給休暇の残日数と休日を計算して出した退職日を教えてもらい

その日にちを退職日として退職願いに記入しそれを郵送、無事有給休暇を全部使ってから退職できる算段となりました。

社労士ゆち
ただネットで色々調べてみると

それでも会社から電話が来てしまうケースなんかも見受けられました。

退職代行を使用する上での注意点

退職代行を使用する上で、彼はしっかりとした弁護士に依頼をして揉めることなく退職できましたが

ここで思った事が

①退職代行を利用したいと思うような状況って結構追い詰められている時だと思うので、もしその代行業者が詐欺だったとしても気が付かないのでは?ということです。

なので、代行を利用する際はその業者が本当に実在するのか、そしてネット上での口コミを参考にしてトラブル無くサービスを提供しているのかを確認してから利用することが大切だと思いました。

また記事の中での彼のように、弁護士に依頼をするのが確実だと思います。

特にネットで調べればわかりますが、弁護士資格を持たない代行業者による退職代行は非弁行為なのでは?との弁護士からの主張も見受けられるので・・

そして次に

②安易に退職代行は使うべきではない、それ相応のリスクがあるということです。

彼の場合は会社に追い詰められて追い詰められてやむなく退職代行を利用しましたが

そうでないホワイトな会社に勤めている方の場合は、退職したい理由をきちんと上司に伝えて円満に退職した方がいいに決まっています。

なぜなら、可能性はとても低いと思うけど、また会社の同僚に出会う可能性がゼロとは言えないからです。

社労士ゆち
ただし、繰り返しになりますが

彼のような労働者を酷使するようなブラック度の高い会社の場合は、社労士としてこんなことを言ってはいけないかもしれませんが

私もブラック企業に長年勤めてきた経験があるので、正直すぐ会社を辞めることが出来る退職代行の利用に大賛成です。

労働基準法を守らない劣悪な労働環境は人を弱らせるだけなので・・

以下退職代行の参考になるHPまとめ

実際にあった退職代行の失敗・トラブル体験談!後悔している?

退職代行EXIT体験談

【退職代行サービス体験談】実際に使ってみた利用者の感想